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皮膚にはバリアがある

「肌のバリアゾーン」――そういう言葉を聞いたことはあるでしょうか。もともと皮膚に備わっている防御機能のことを言います。皮脂はその最たるもの。いわば前線の兵士です。

 

バリアゾーンの説明の前に、皮膚の構造を説明しますと。肌には「表皮」と「真皮」があり、その2つの層が重なって皮膚になります。真皮が一番下で建物の基礎のように皮膚を支え、表皮の中にある細胞が次々と新しい角質を産み出しています。

 

表皮の一番上にあるのが角質層で、すぐ下に「顆粒層」があり、その下に「有棘細胞層」があり、さらに表皮の一番底の部分に「基底細胞層(表皮母細胞とも言う)」があります。この基底細胞層から角質の基となる細胞が生まれ、古い組織を押し上げながらどんどん上にいき、やがて新しい角質となるのです。古い角質はポロポロとはがれ落ちる「アカ」となります。ちなみに、これを肌の新陳代謝と言いますね(^^)

 

「バリアゾーン」はこのうちの表皮の顆粒層までの部分を言います。この部分は、ただ角質がミルフィーユのように重なり合っているだけではありません。まず、一番外側の皮脂が水溶性物質の異物の侵入を防ぎます。そして、角質層の中には「角質細胞間脂質」という水を挟んだ平たい脂質の層があります。これが水溶性や油溶性物質の両方を弾いて異物の侵入を防ぎます。同様に顆粒層にもたっぷりと脂の満たされた細胞があり、それが壁になって水溶性物質の侵入を阻むのです。

 

この3つの層が「バリアゾーン」と呼ばれる肌の防御機能です。このバリアゾーンがあるから、人間はお風呂に入っても海に入ってもプールに入っても、皮膚がふやけるだけで体内にまで水が入り込むことはないのです。カエルじゃないんだから、いちいち海水やお風呂のお湯を皮膚から吸収してたら不衛生でたまりませんよね(^^;) 飲んでないのに、細胞が水でいっぱいになってしまいます。そんな満水状態は願い下げですねえ。

 

というわけで、変な満水状態にならないためにも皮膚には「バリアゾーン」があるのです。そして、これが肌の健康を保つために最も重要な要素なのです。

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