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肌は酸性に

「肌は酸性に」――美容業界の一部ではそういう標語があります。ある本の著者が唱え始めたことわざのようなものなのです。どういうことかと言うと、やはりここでも「皮脂」です。天然のクリームである皮脂には「脂肪酸」や「乳酸」という弱い酸が含まれています。

 

話がちょっと飛びますが、「角質層」となる角質は、角質層のすぐ下の顆粒層にある顆粒細胞が徐々に押し上がってきて、やがて新しい角質となることで角質層の一部となります。そのために皮脂が重要なのです。

 

皮脂は空気に触れると酸化して毒になります(人間に影響のある毒ではありません)。その毒が顆粒層の顆粒細胞を殺します。そして、顆粒細胞が死ぬと新しい顆粒細胞が生まれ、やがて角質となります。そうして角質を作るために顆粒細胞が壊死した時には、皮脂にはリン酸系の化合物が出てくるそうです。

 

そして、汗には乳酸も含まれています。何を言いたいのかというと、皮脂に含まれているこれらのものは自分の体が出した「酸性化粧水」ということです。それらの弱い酸はタンパク質を引きしめてくれます。角質は固いタンパク質でできていて、つまり「酸」が肌を丈夫にしてくれるということです。

 

加齢や疲れなどいろいろな事情で肌が弱くなると、それらの機能が落ちて肌の酸度も低下します。「肌を酸性に」とは、いつも酸性の化粧水をつけて「肌に酸を補充しなさい」ということなのです。それが肌を丈夫に、健康に保てるということをこの標語は教えてくれているというわけなのです(^^) 回りくどくなりましたが、ご理解いただけたでしょうか(^^;)

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