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基礎化粧品のクリームの歴史(2)

前回は世界初のクリームが生まれたところまでお話ししました(^^) 今回は、前記事でちらっと出た「バニシングクリーム」のことから始まります。

 

2000年にわたってコールドクリームが使われていましたが、ある時、油脂を分解すると、「ベタベタしない、さっぱりとした弱酸性の脂肪酸がとれる」ということに人々は気がつきました。油脂を分解するような技術があったのかと思いましたが、どうやら時代ははるかに下がって百数十年前のことでした(笑)。

 

すでに時は20世紀、第一次世界大戦の少し前の頃だそうです。そして、油脂よりさっぱりしているのなら、これで作ればコールドクリームよりさっぱりしたクリームができるんじゃない?と思いついたらしいです。その考えから「バニシングクリーム」というものができました。

 

油脂を分解した脂肪酸が原料なのでかなりさっぱりとしていて、油としての性質もだいぶなくなっていました。その分、油よりも通気性は高くなり、肌の保護の面でも文句なしに良いものとなりました。人々はさらに、そのバニシングクリームに顔料を加えることでファンデーションも発明しました。

 

ところが、これが石けんでは落とせない。顔につけたファンデーションはカッチカチの脂の固まりです。石けんで普通に洗ったのではとうてい無理です。だからと言って何度も洗ったら、ファンデーションが落ちる前に手の脂が落ちてガサガサになります。布で拭ってもこすれるだけで取れない。ステーキに付いてる牛脂だって拭ったくらいでは落ちませんものね。それと一緒です。

 

しかし、その時代、顔や体を洗うものと言えば「石けん」しかありませんでした。石けんで落とせないものをどうやって落とすのか……。人々は悩んだでしょう。見ていたわけではありませんが(笑)。百数十年前の人は、そこまで固い脂汚れをどうやって落としたのでしょうか。

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