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バリアゾーンはこうして壊れていく

大事なバリアが壊れると、肌は老化してシミやシワだらけの顔になります。「なぜ肌は乾燥するのか?」というカテゴリーでお話しした通り、皮膚には「バリアゾーン」があります。簡単に言うと、バリアゾーンは「3つの層が重なり合ってできている」ものです。

 

そのそれぞれの層に水の壁があり、脂の壁があって異物の侵入を防いでいます。何度も言いますが、その壁を破壊するのが「合成界面活性剤」なのです。強力な界面活性が脂を根こそぎ奪ってしまいます。しかも、合成界面活性剤はタンパク質を溶かす力もあるのです。角質層の角質は固いタンパク質でできていて、そのタンパク質が合成界面活性剤で溶かされたら……皮脂を流され、固い鎧までもはがされたら、肌は身を守るものがなくなります。

 

毎日毎日、洗顔フォームやクレンジングオイルで顔を洗っていると、バリアゾーンの脂を溶かして流しすぎてしまうのです。脂が流失してしまうと、バリアゾーンとしての機能が落ちます。つまり、バリアが弱まり、異物の侵入を許してしまうのです。鉄壁の脂の壁が壊れ、城壁がもろくも崩れ去った後だということです。

 

そうなると皮膚の保護機能が弱くなります。ちょっとした刺激にも敏感になってかぶれを起こすのです。乳液やクリームはもちろん、化粧水にも合成界面活性剤は使われているのです。植物エキスや美白成分を肌に入れるためには、バリアゾーンを壊さないと入れられません。

 

肌に良いと思って、毎日、朝に夜にそれらの化粧品を肌につけていたら、四六時中、皮膚は合成界面活性剤にさらされます。朝は脂を洗い流し、夜は夜でメイクを落としながらまた脂を流し、有効成分を肌に入れるために今度は脂を溶かしてバリアを壊します。たんぱく質も溶かされて変性し、角質を弱くするのです。

 

そんなふうに毎日積み重なった肌は皮脂腺も破壊され、やがて皮脂も出なくなります。すると、表皮を作る母細胞も弱ってしまい、角質を作る力が衰えます。バリアゾーンはもはや穴だらけになり、痛いほどの乾燥肌の始まりです。

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