皮膚に浸透させない
化粧品の有効成分がどうして浸透するのか、ご存じですか?本来、肌というものは、何も、水さえも通しません。通すととたんにそれが肌にとっての「異物」になるからです。「異物」とはウイルスや細菌、花粉だけではなく、肌に入れる必要のないすべてのものが異物となります。バリアゾーンは何も通さないためにそこに存在しているのです。
バリアゾーンは文字通りバリアで、あらゆる物質を遮断するために日夜、頑張っています。それなのに、そのバリアを壊して私たちに何の得があるのでしょうか。皮脂は奪われて肌は乾燥し、それによって小さな刺激にさえかぶれ、さらにはシミやシワまで出てきてしまう。何も得などなく、あるのは害だけです。
皮膚には何も浸透させてはならないのです。浸透させるような化粧品を使ってはいけません。すり込んで入れてもいいのは表面の角質層までです。それ以上、奥に入るようなことを言っている化粧品は、危険な合成界面活性剤入りで、皮膚のバリアゾーンを壊して有効成分を浸透させようとしているのです。
合成界面活性剤を使わないとバリアゾーンは破れません。破れないと肌に良いと言う植物エキスだの美白成分だのは入っていかないのです。でも、合成界面活性剤を使うと肌は脂がなくなってボロボロになってしまいます。「肌に浸透させる」とうたっている化粧品を使わないでください。バリアを壊して皮膚の中に入れます、と宣言しているのです。
バリアゾーンがあるから、世の女性たちは美しい肌を保っていられるのですよ。メイクも楽しめるのです。何も知らないままにそれを自ら壊して、自らの肌を老い、衰えさせることはないのです。
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