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合成界面活性剤のこと(1)

ところで、さっきからやたら言ってるけど「合成界面活性剤」って何?洗剤の原料がどうして化粧品に?そういった疑問があるかと思いますので、この記事では合成界面活性剤について詳しくお話ししますね。

 

まず「合成界面活性剤」とは、戦時中にドイツ軍が開発したものです(ドイツってこういうことが多いですねえ)。これが飛躍的に水と油を混ぜる力に優れていたため、現在の化粧品事情を招いたのです。そもそも「界面活性剤」とは何か?「合成」があるってことは「天然物」もあるってこと?という疑問もあるかと思いますが、魚の養殖みたいですが「天然物」の界面活性剤もあります。その前に界面活性剤とは何かということからお話しします。

 

水と油が混じらないのは、それぞれに「界面張力」という水は水、油は油で集まろうとする力があるからですが、界面活性剤にはこうした力のバランスを崩す働きがあり、水でも油でも溶かして混ぜ合わせることができるのです。バランスを崩して水と油を混ぜ合わせることができるものを「界面活性剤」と言います。そして、その界面活性剤には「合成」と「天然」のものがあります。天然物に代表されるのが「石けん」です。自然界には他にも界面活性剤がありますが、石けんよりも弱いものばかりで、合成界面活性剤のような強力な界面活性はありません。人の肌の脂を取りすぎるようなものではないのです。

 

で、先ほどから言っている「合成界面活性剤」が、そのまま「合成」ものの界面活性剤です。この合成界面活性剤が曲者なのです。前述したように、戦時中にドイツ軍が開発したもので、自然界にはない強力な界面活性があり、その強い力はしっかりと水と油をつかんで離さない。だから、水と油脂を原料とする化粧品に使われるのです。

 

一度混ぜ合わせたら分離しません。それが合成界面活性剤というものの恐ろしさなのです……。水分の多い乳液だろうとリキッドファンデーションだろうと、いったん混ざり合ったら、何年放置しても水と油脂はくっついたまま離れません。その強力な界面活性を買われて、戦後、急速に化粧品原料として使われていったのです。早く大量に化粧品を生産できる化学物質として、安定した品質も保てる奇跡のような物質として、あらゆる化粧品の中に入れられているのです。大量生産の象徴のような化学物質とも言えるのです。

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